やあやあ。
最近はもっぱらスマホで映画三昧な日々です。はろー。
元々映画が好きな方だったんだけど、ここ数年は久しく触れていなかったので。
そんなタイトル。
義務感というものが1番の敵なので、映画とかも「観る時間を作らなきゃ・・・観なきゃ・・・めんどい・・・」なんて勝手に重圧に変えていたんだけど、「移動中や休憩中の空き時間にスマホで観ればええやん!別に一気に観る必要なくね!?気楽に観ようぜ!」って気付いて、18日からそんな生活を始めてみました。
気まぐれかつ手軽に楽しめるのが性に合ってるのか、新たな習慣となっています。むしろなんで今まで気付かなかった。
1週間ほど経ったので、どれくらい観れたのか振り返ろうかな。
以下、観た順にレッツゴー!
- シャイニング
- 告白
- 時計じかけのオレンジ
- チャーリーとチョコレート工場
- CUBE
- IT
- IT/"それ"が見えたら、終わり。
- スクリーム
- 羊たちの沈黙
- ハンニバル(現在進行中)
- ミッション:インポッシブル(現在進行中)
暗 い 話 ば っ か り や ん け 。
※お口直しにチャリチョコを入れた
まあホラーが好きなのでしょうがないんですけど、我ながら良い趣味とは言えない。分かっています。でも好きなんだからしょうがないだろ!!
CUBEを知ってる人は挙手してください!!
言うてCUBEってオープニングと最初の犠牲者の殺し方がエッッッグイだけで、案外死なないし(いや最終的にはほとんど死ぬけど)グロテスクさより人間の本質の怖さの方が勝ってると思うんだよね。そこが面白い。
ただオープニングが凄まじくグロいからトラウマになる人はいそう。
それに、グロテスクって言ったらSAWシリーズだろうし(ええ好きです)
SAWは無印を観た時の衝撃が今でも忘れられない。あのシナリオ書いた人天才でしょ。究極に追い詰められる状況にあの結末。ホラーで1番鳥肌たったもん。
でも多分5くらいから観てないから近々観るね。
あとね〜!スクリームは何度観ても最高に面白いね!
普段ホラー観ない人でも耐性があるなら観てほしい!犯人は誰だ・・・ってなるミステリー展開も面白いから!
で、犯人も万能じゃなくて普通にターゲットから反撃食らうんだけど、それがいい!人間味があって観客側の「犯人はどいつだ・・・!?」って思考もリアリティが増す!
そして簡単に反撃を許しておきながら、殺す時は容赦ないというギャップよ!音響といいカット割りといい演出といい、ホラー要素も小ネタも詰まってるし、ホラーが好きな人は更に楽しめる!さすがウェス・クレイブン監督!
そうです!好きな監督はティム・バートン氏とウェス・クレイブン氏です!
そしてジョニーデップ氏が好きです!
シャイニングもなんだかんだ観てなかったんだけど、面白かった。スティーブン・キングとキューブリックのバトルは置いておいて。笑
単純にシンメトリーな画が綺麗だし、シンメトリーな構図の中に置かれるシンメトリーな双子ちゃんが不気味さ増し増しで見惚れてしまうよね。どこか不気味な美しさ。
でも確かにホテル(というかアッチ側の存在)の説明とかもうちょっとあったらなあ・・・とは思った。ちょっと分かりにくいというか。
解説読んだら「なるほどー!」ってなって面白かったけど、逆に言えば解説読まなかったら分からなかった部分もあるわけで、ちょっぴり不親切かも?
とは言え、ゾンビとかのパニックものより登場人物が精神的に壊れていくようなホラーや狡猾な敵が好きなので、ストーリーも良き良きでした。オチも良いよね。
キューブリック作品は2001年宇宙の旅のテンポが合わなくて挫折したので嫌煙してたんですが、シャイニング観たら独特の美しさに惹かれまして。
時計じかけのオレンジもオチが好みでした。序盤の暴力シーンはなんともインパクトが強いし「クズすぎる」と何度も心の中で呟いたんだけど(笑)、それでもアレックスはかっこいいし、皮肉だったり社会風刺なメッセージも詰まってて面白かった。しーんぎいんざれぃーん♪
告白も面白いけど、寝る前に観るもんじゃないね・・・。さすが湊かなえ・・・。なんともいえない後味の悪さにズーンとなってしまう。
単調なんだけど犯人に対する思いの重さが伝わる松たか子の演技が素晴らしい。
殺人を犯しても少年法に守られてしまう少年犯罪。それに対する風刺。物事を軽く捉える子供の恐ろしさや、見て見ぬふりをする恐ろしさ。大人や親ならではの恐ろしさや、子供たちの切ない愛への飢えも描かれているから、いろんな方面から突き刺さるものがあると思うし、どっちの気持ちも分かる。
あと、これは色味がとても好み。似たような色味なのがエルム街の悪夢のリメイク版だと思うんだけど、全体的に暗くて青っぽい色なの良いよね。なんとなく。
ハンニバルシリーズも好きなんだけど、ライジング観れてないし、レッドドラゴンとか忘れてるから改めて観ようと思・・・羊たちの沈黙おもしろすぎか?アンソニーホプキンスの名演技さすがすぎか?
レクター博士の登場シーンは最高よね。なにあのオーラ。映った瞬間から圧倒的な存在感を纏うアンソニーホプキンスさすがすぎて。
レクター博士も恐ろしいけどめちゃめちゃかっこいいんだよなあ・・・。
ハンニバルはドラマシリーズを友人からオススメされてるのに未だ手をつけていないから、これもいつか・・・。
そしてITな。
思うところがありすぎて、ネタバレガンガンで語ります。
昔、「ピエロ!!好き!!」と勇んで観たんだけど、最後のオチがアレじゃないですか。
序盤の言葉巧みに子供を誘う様や、ターゲットの個人的な恐怖の対象に姿を変えるという設定はとても好きだったんだけど、だからこそ何の脈絡もないラストバトルでのペニーワイズの正体に心からガッカリしてしまい、ある意味トラウマに。。
その時はただ単純に化け物オチにガッカリしたんだと思ってたけど、改めて観てから読んだとある感想ブログの「見る人の恐怖の対象に姿を変えるのに、蜘蛛の姿で現れた理由が示されていないのが残念(意訳)」という文章にド納得してめちゃめちゃスッキリしました。ありがとうございます。
蜘蛛の理由も「下水道を住処として蜘蛛の巣のように街の大人たちをどこか洗脳(支配)している」って、どこかで見た解説にド納得したからなおさら残念。それを匂わせてくれていれば・・・!
マジでそれ以外は最高に面白い。ターゲットの心の傷を抉るようなペニーワイズの怖がらせ方、誘い方が本当に好き。あと見た目がめちゃめちゃこええ。ただ立ってるだけでこええ。笑顔も真顔もこええ。
笑うな!真顔にもなるな!ていうか来るな!
それとルーザーズクラブの関係性、仲間になる経緯、ビルとジョージーの兄弟愛の見せ方がとても好きだった。
オープニングでジョージーがさ、船を作ってもらうやん。この時めちゃめちゃ嬉しそうなの。「お兄ちゃんが!僕のために!?作ってくれたの!?僕のために!?やったー!!」ってはしゃいで、お兄ちゃんのこと大好きなんだなあって伝わるし、お兄ちゃんも乗り気じゃないくせに本当はジョージーのこと大切に思ってるんだろうなあって伝わるし、だから、その大事な船を無くしたくないから、ジョージーはペニーワイズの話に乗ったんでしょ?
リメイク版はなんだよ。
「船を無くしたのがバレたらお兄ちゃんに殺される」・・・はあ!?
私はまずココでキレ散らかしてしまったので、リメイク版に対する印象が散々です。
リッチーも、お喋りだけどなんか憎めないやつ!だったのが、品のないうるさいヤツ・・・って印象だったし。
でも、好き嫌いは置いておいて、間違いなく面白いとは思います。
役者の演技も素晴らしいのは間違いない。そこを避難するつもりは毛頭ないです。
90年版はこのオープニングのシーンも尾を引いて「ジョージーを奪ったペニーワイズに負けたくない」「アイツだけは許せない」ってビルの決意に胸を打たれるし、そういうビルの姿に心を動かされてバラバラになりかけたルーザーズクラブも一つになってペニーワイズに立ち向かったんじゃないか。
ルーザーズクラブも、垢抜けない田舎っ子たちがイジメっ子に目をつけられて日々嫌な思いをしているけど一人じゃ敵わない・・・そんなイジメられっ子たちがなんだかんだ自然と仲間になっていって、気付けば掛け替えのない存在になっていた。最後にはみんなで力を合わせてイジメっ子を撃退するくらいに団結していた。
そういう90年版のどこか懐かしいような古臭い友情みたいなプロセスが好きで、まさにスタンド・バイ・ミーを思わせる雰囲気を感じたけど、リメイク版は良くも悪くも現代風になってるから、私にはその友情が軽く感じた。私が古臭い人間なのかも。
最終決戦の時も、前述したようにビルの決意に説得力無かったし、仲間の一部もギャーギャー喚いて「だから来るの嫌だったんだ!」みたいな台詞ぶつけて、えっ友情感じます??
「本当は嫌だし怖いけど、ビルがそう言うなら!」って立ち上がった仲間どこいった??
相変わらず「ホラー版スタンド・バイ・ミー!」って賞賛されているようですが、私は彼らの友情が薄っぺらいと思いましたね。すみません。
その反面、リメイク版の方が良かった部分ももちろんありました。
例えば。
ベヴの虐められてる理由が分かりやすいとこ、その原因である父親の残虐さが際立っていたとこ、序盤のジョージーの腕(なかなかショッキング映像だけど)、オープニングから街の大人達が異常な雰囲気だったりとか、あとベヴの髪の下り。
性虐待を受けていたであろうベヴが女性の象徴でもあるロングヘアーをバッサリ切ったことにより、ベンの熱情的な詩がとんでもなく生きたと思う。あれはグッときた。
ただ、90年版での大人になってからベヴが詩の差出人がベンであることに気付いて・・・からの二人の結末がとても好きだったので、リメイク版の子供時代に詩の差出人がベンであることに気付くってところ、その上でのラストシーン。
「はあ??????」(n回目)
結果、キレ散らかしました。ほんとすみません。
確かに映像技術は格段にパワーアップしてるし、金かけたセットやCG技術もさすがの迫力だし、ペニーワイズのビジュアルかっこいいし、ドラマ構成の90年版とは違って映画構成で作られたシナリオはまとまってるし、子供時代と大人時代を分けたのは英断だとも思うし、こっちの方が原作に忠実らしいし、何よりキングが絶賛してるから優れた作品なのは間違いないと思うけど、90年版の方が好きだなあって。
ペニーワイズも、映像技術は凄いけど、驚かせ方がパニック寄りなんだよなあ・・・。
すこぶる怖い姿で追い回すだけみたいな。いや怖いけどさ、そうじゃないだろって。
90年版の方が精神的にトラウマになる気がする。
でも、ラストの「これが恐怖・・・」って逆に恐怖を感じながら落ちるペニーワイズは最&高でした。このシーンだけなら圧倒的に優勝。
あとやっぱり顔がいい。
まあ全て個人的な見解なので、結局は好みなんだろうなあという結論に至りました。
11月に公開予定の続編も、子供時代がこれだけ90年版と変わってるからどう繋いでいくのか楽しみだし、ペニーワイズがどう仕掛けてくるのかも楽しみにしてます。
精神的に追い詰めて欲しい(ひどい)
そして、これらの間に「ハウス・ジャック・ビルド」を劇場にて鑑賞。
(IT語りが長かったなあ・・・)
殺人鬼ジャックによる12年間の告白。
「ゾッとするほど魅力的」というキャッチフレーズが印象的な作品ですが、安易に「なにこれ怖そう!面白そう!」と観るのはあまりオススメしません。私は。
本当にただのシリアルキラーによる独白です。
シリアルキラーを題材にしてる作品はいくつかあるけど、シリアルキラー目線で語る作品って何かありましたっけ?あったら教えてください!
シリアルキラーものが好き、興味がある人には是非観て頂きたいとも思います。確かに何回かゾッとしたけど、魅力的かどうかは何とも。
ジャック役の方の演技が自然というか、違和感なくシリアルキラー特有の淡々とした無感情さ、理解不能な言動を表現されてて、シリアルキラーの怖さは味わえるんじゃないかな。ある意味、強迫性障害の怖さも。
結末も綺麗な終わり方だったし、エンドロールの曲がいい味出してて思わず笑っちゃいました。
ジャックが彼自身を語る為に己の話を5つピックアップして語る構成なんだけど、スピーディーな展開ではなく内容も内容だからか2時間がすごく長く感じたし、途中退出者続出!賛否真っ二つ!という海外での評価も納得。
つまらないって意味じゃなく、告白の内容が重いので「まだ3つ目の話なの・・・まだ他にもあるの・・・まだ終わらないの・・・」と精神的に追い詰められるなあって感じ。1回観たらしばらくは遠慮したい。
でも面白かった。
神曲を少しでも知ってると「ほおおん!」ってなる。
こんな感じで映画熱に再び火がついたので、しばらくは映画に浸かりたいと思います。
明るい映画も観ます!オススメあったら教えてください!(2回目)
ミッション:インポッシブルは最高&最高なので見返すのもワクワクします!
ダイナーとトイ・ストーリー4も楽しみだね!(ฅ'ω'ฅ)