うわのそら

感想とか独り言とか。情緒はいつだって行方不明。

劇団『わ』「Happy Spell」観劇

 

拝啓、君。

 

あけましておめでとうございます。

2020年、推し初めしてきました。

 


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村といえばのフォトスポット。

そんな(どんな?)推し初めとなった舞台がこちら。

 

 

劇団『わ』本公演「Happy Spell」

「言葉が実態化する世界」

 

時に言葉は刃となって人を傷付ける。

突如世界はネガティブに覆われた。そして世界は二つの分かれ道の前に立たされることになる。

 

ポジティブかネガティブか。

 

圧倒的ネガティブに立ち向かう一人の男「セイ」言葉で世界を救え。

 

数多ある言葉は人を傷つけ、そして癒しもする。

 

「あなたは本当に正しく言葉を使えていますか?」

『Happy Spell』 | 劇団わ(旧称○組) より

劇団さまのHPはこちら 劇団わ(旧称○組)

 

 

※以下、盛大なネタバレや個人的な主観が多く含まれます。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は古来より「言葉」というものが好きで、他者に対しても「言葉選び」だとか「言葉の使い方」だとか、様々な作品に対しても「歌詞」「台詞」「文章」そういったところについ重きを置いてしまいます。

そして、同じく古来より「ポジティブとネガティブ」「光と闇」「陰と陽」「正義と悪」といったものに弱いです。どちらも正しくてどちらも間違っている。どちらが良い悪いではない。そういう感性が好きだし、私自身もそういう考え方をもつ人間です。表裏一体、大好きです。

なので、今回、推しことなかみーこと中三川雄介さんからの告知を受け取った時は「絶対好きやんけ!!死ぬ!!!」ってなりました。

 

オタク、すーぐ輪廻転生する。

 

 

案の定、好みでした。・・・が、正直なところ、初日はちょっとしょんぼりしながら帰りました。

というのも、私は生粋のネガティブ人間なので「ネガティブは悪」という前提のもとで話を進めるポジティブ軍というか、そんな世界にショックを受けてしまったのです。ネガティブな人間を真っ向から否定されたようで。

 

もちろん劇団さまや作品にもそんな意図が無いことは承知しています。あくまでも私の受け取り方の問題です。申し訳ございません。

言葉の大切さを伝えようとしている作品ですので、これを読んでくださっている方も、そこはご理解くださいませ。

 

 

でもなんだろうね。分かってはいたつもりなんだけど、なんか目の前でリアルに体現されたら少しだけ悲しくなってしまった。こういうとこがネガティブ。ただの設定なのにね。

だから、第二幕でポジティブ軍が徹底的に打ちのめされて、ネガティブ軍のつらさや悲しさを彼らが理解してくれたのは救われた。

あと闇堕ち大好きオタクだから滾った🙌(すみません)

 

そして、敢えて言いますが、私は「綺麗事」が嫌いです。

 

・・・っていうのも思い知らされた。笑

言ってることは分かるけど、世の中そんな上手くいくわけないだろ!!!って思っちゃう。

なので、大半はネガティブ軍の言葉に共感していましたが、その横でポジティブ軍の言葉に共感したがっている自分もいました。まさしく「本当は分かってるんだよ、誰だって虹色の世界の方が良いってことは」みたいな。(セリフうろ覚え)

だから、ポジティブ軍の彼らは紛れもなく「ポジティブ」だったんだろうね。

 

 

作品が伝えたかったことを本当に実感できたのは2回目の観劇から。

推しの魅力にいっぱいいっぱいすぎたのもあるけど、初日は視野が狭かったなって。

あとさりげなく日替わりぶっ込んできてて2回目でもめちゃめちゃ楽しめたから「ああ多ステしてよかったな」って思った(まだ前半戦)

ところで、多ステってどこからが多ステだろうね?私の中では半通とか、まあ何回も観れば多ステなんだけど、どうなんだろ?

 

・・・話が逸れてしまった。

 

とにかく、2回目からはニコニコしながら観れました。

ネガティブポジティブ関係なく、観れば観るほどキャラクターたちを愛おしく感じたし、どっちも悪くねえんだよぉ😭ってなる。

いや、一部人道を外れたキャラも出てきたわ。笑

 

 

さすがにいじめっ子たちと先生には憎悪しかなかった。ギャンブル依存DVと育児放棄も一切共感できないけど、彼らはなりたくてああなったわけじゃないと思うんだ。いや分からんけど。

「本当はあんなことしたくないのにしてしまう」とか「自分自身が親に愛されなかったから愛し方を知らない」とか、彼らなりの苦悩がもしかしたらあるんじゃないかとは思う。特に母親。

観てて、彼らの背景には何かあったんじゃないかって思った。

 

その暴力に晒されていたガッカリ少尉は観ていてしんどかった・・・。

私は、世の中いろんな事情や容赦なく残酷な感情も確かに在ると思ってるから、一部共感できないところはあったけど「愛されない命があっちゃいけねえ」っていう想いには涙腺やられましたね。

あと隈本さんのお芝居が心に響いて泣いてしまった。

 

 

いじめっ子と先生は申し訳ないが、彼らに同情は出来んかった。

でも、そう感じるのは役者の方が悪に徹したからであって、こういう舞台や映像作品で観客に負の気持ちを抱かせるのは役者さんのスキルのおかげだと思う。だから、悪役はそれで正解なんだよね。

私なりの褒め言葉として「すごい嫌なやつらばかりでした」。

 

 

いじめっ子といえば、アグノー大尉の回想シーンでの小城さんの日替わりが好きだった!あれ何パターンあったんだろ?w

「難しいんだよぉ」ってサイトか何か作ってたやつが好きでした。可愛い。

でも「俺、し〜らねっ!」って知らん顔する芝居は「うっざ!!こういうやつおるわ!!!うっっざ!!!」ってなった。笑

あと最初の、いじめっ子の「俺がいじめてるみたいじゃねえか?なあ!?」みたいなセリフに「いやぁ〜・・・ハハハ」って逃げるように捌ける姿、他のみんなも「自分は関係ないし・・・」って去っていく姿、観ててグサッときてしまったなぁ。身に覚えがあるような、ね。

これはもしかしたら誰しもがギクッとしてしまうんじゃないかな。

 

 

こんな風に「めっちゃ分かる〜!!」っていうよりも「あぁ・・・わかる・・・」みたいにチクッと刺さるシーンがいくつもあった。

 

 

チビ・ハゲ・デブの三等兵トリオのシーンも、冗談で「チービ!」とか言ったり言われたりするけど、例え冗談で言った言葉でも時には刃になったりするんだよね。

私もどうやら背が低いらしく、よく人混みに埋もれるわ、高いところに手が届かないわ、ロング丈のスカートは長すぎて履けないわ・・・etc。まあ自分でもネタにするんだけど、チビの叫びはマジで共感して笑えなかった。笑

だからチビの痛みは分かるよ!!!

 

あ、余談ですが、親しい人に弄られる分には全く気にしません。むしろ嬉しい。・・・って言うと変態みたいだな?

同じ言葉でも、伝える“人”によって受け取り方が変わったりするよなあ。言葉って、奥深い。

 

 

デブとハートレットちゃんのシーンも大好きだったなあ。デブ超かっこいい。

「今、世界一幸せ〜!」のシーンは最高すぎる。デブが間違いなく最強だわ!って思わされた。笑

ハートレットちゃんも日に日にお芝居が馴染んでいってて前楽のハートレットちゃんやばかった。すごい感情乗ってて良かったなぁと。

 

そしてクールの「容姿は個性、個性は否定するものじゃない。」・・・みたいなセリフが好きでした。(セリフうろ覚え芸人)

彼もまた良いキャラしてるよなあ。嫌味なく、つい正論を言ってしまうド真面目さん。すごい好き。

「正論も時として人を傷つけてしまう」っていうのも「ああ〜〜〜〜〜🤦‍♀️」ってなったし、「ネガティブスペルも助言だと思ってくれればポジティブスペルなのになぁ」のセリフにはハッとさせられましたね。

言葉を使う側だけじゃなく、言葉を受け取る側としても考えさせられるというか。

 

言葉って、奥深い。(2回目)

 

あと、ここのシーンのレートナーがいつのまにかデブに感情移入して「可哀想・・・」「デブに謝って!!」って三等兵側になってるの最高すぎたし、そんなレートナーの反応にさりげなく「・・・え?」ってなって彼女の方を振り返るクールも最高だった。笑

この二人も超好きなんだよなあ!クールのちょっと残念なとこも可愛いし、クールを意識してるのバレバレなレートナーも可愛いし、はよ結婚しろ〜!って気持ち。

ほっこりカップルかわいい☺️❤

 

 

てかもう、カップル勢が可愛い。ほんと、可愛い。

みんな好きだけど、個人的な推しカプはアルク&シトナ。シトナがドタイプすぎた。

ああいう凛とした女性が好きなのと、互いに強くて変にベタベタしないカップルが好きなんですよね。ラブラブほっこりも良きだけど!

シトナが「ちょっとは心配しなさいよ」って恋する乙女を出す時は、それはもうキュンキュンしてました。アルクのばか〜!

でもこの時アルクは既に・・・って考えると、不用意に応えることは出来なかったのかな。とも思う。

 

アルクも本当はシトナのこと想ってたと思うんだ。でも、ネガティブに飲み込まれてしまってるから、彼女に応えることは出来なくて。というよりかは、自分の想いに気付けていなかったのか。

だって、決戦前日、シトナに「心をポジティブにしておけ」って言うんだよ?自分がネガティブ軍のトップなのに。

この先どうなるか。自分が、彼らを、世界をどうしようとしているか、分かってるのに。

もしかしたらただのポジティブ軍としての演技だったのかもしれないけど、あの一言にシトナを想う気持ちが現れていたんじゃないかなあ、と私は思いました。

 

そして、最後に下手でブレスレットを着けてあげるシトナと素直に着けてもらうアルクの姿は初日から「はああああああん!!!!」って興奮してた。笑

 

アルシト過激派かな???

 

 

でもねー、セイとアイラの王道カップルもいいんだよなあ。

アイラが闇堕ちしたときのM11「愛するが故に」もめちゃめちゃいいよね。

アイラの心が疲れてしまって、ネガティブに傾いたらこうなるんだろうな・・・っていう有り得るストーリーだもんね。

最初は「おいおい、いきなりそんな闇堕ちするんか?」ってなってしまったけど、観ていくうちに「こういう未来も可能性あるもんな・・・」ってグッときて、特に前楽と千秋楽のアイラ(とセイ)はお芝居の熱が凄まじくて、あんなん泣くやろ!!

しかも千秋楽は有難いことに前列で拝見できたので、セイがアイラに詰め寄る時に「いや・・・!」みたいな小さい息遣い、漏れる息まで聴こえてくるから、そんなん泣くやろ!!!

 

・・・って涙腺殴られてました。笑

 

あと闇堕ちした時のヒロイン2人の冷たい空気や目がたまらんかった〜。演じ分け凄い。

 

 

M12「嫉妬セレナーデ」もめちゃめちゃ好き!

ていうかほんと女の子勢がほんと可愛い!可愛い女の子最高!🙌

ここは女として共感する部分もたくさんあったし、恋する乙女は最強に可愛いんだぞ〜!って気持ちで観てた(?)

やっぱりシトナのお芝居も前楽、千秋楽では熱が入ってて「彼は私の全て」で掠れながら涙声で歌うのやばかった。泣くやろ。

 

なんかみなさんの熱が、後半に向けてどんどん熱くなっていて、生きてるなあっていうのが伝わってきて、気付いたらみなさんのこと、キャラたちのこと、どんどん好きになっていました。

 

 

そしてみんな大好き狙撃兄妹!あんなん好きじゃろ〜!

淡々としてるのに妹への愛情が怖いくらい溢れているスコープも、それを普通に受け取って信頼しているバレットも、良きバランスでした!お揃いカラコンも超綺麗!

 

バレット「私に彼氏が出来たら?」

スコープ「撃ち殺す」

バレット「旦那が出来たら?」

スコープ「撃ち殺す」

バレット「子供が出来たら?」

スコープ「俺が育てる」

バレット「100点満点よ、兄さん!」

 

このシーンは分かっていながらも毎回テンポの良さに笑ってしまった。笑

セリフ間違ってたらごめんなさい!

 

M4「1ショット1キル」も超すき。

もう普通にこの2人の狙撃がかっっっこいいし、賛美歌みたいな儚さと神々しさが素敵。美しかった。

逃げ惑うネガティブ軍も切なかったし、みんな倒れたあとのダンサーとしての姿も綺麗だった・・・。

襲撃された時、理論武装さんが指を舐めて風の向きを確かめてるのはなんか「理論的〜!」ってなってキャラっぽさを感じましたね。好き。

「1ショット」「1キル」の時の振り付けもめちゃめちゃ好きだったなあ。

 

救える人間と救えない人間を選別する役割を担っていた2人(民族)は、これまでもこれからもしんどい立ち位置だろうね。

この立ち位置は重要で必要だとも思うけど、正直なところ、理論武装さんと思考放棄ちゃんの2人よりいじめっ子たちやDV&育児放棄夫婦の方が「救えないな」って思ったから、個人的には排除された2人に「そんなにどうしようもないか・・・?」って同情してしまった。

いや、改心しようともしない、良くないと分かっていながらも変わろうとしなかったってところは救えないんだけど。

ここの撃たれた時の理論武装さんも良きだったんだよなあ。殺されそうになってとっさに「“改心”を元に論破出来るのでは!?」ってハッとなる表情すきだった。

 

 

うーんやっぱりどうしてもネガティブ軍に肩入れしてしまう。

 

でも、リバン隊長のポジティブはすごい好きだった。押し付けがましくない、おっきなポジティブ。

1周まわってポジティブ!なのも「そういう考え方もあるのか!」って参考になったし、めちゃめちゃ笑ったw

白メイクの2人もまさかの日替わりとか、あれはズルすぎるでしょw千秋楽は本当にやばかったww

 

あとワースト大佐の言葉にも超共感してたな。

ほんとネガティブに染まると楽なのよね。心地よい。もう分かりみしかなかった。

そしてディスちゃんの可愛さよ。見た目もキャラも好きでしかなかったし、ワースト大佐との関係性もめちゃめちゃ好きだったから、彼女の最期はしんどかった・・・。でも言ってること分かるんだよなあ・・・。

それでも、ワースト大佐の隣で責任から逃れつつも生きて欲しかった。

 

 

で、基本的にネガティブ派な私ですが、実はもう1人めちゃめちゃ感情移入していたキャラがいました。

 

それがニュート。中立。

 

一般的にポジティブとネガティブのどちらが正しいかは考えたことないけど、自分の中で「ポジティブにならなきゃ」とか「ネガティブなのはいけない」って苦しんだ結果、何もかもを放棄して、考えることも感じることもやめて「無」で居ることを選択した時期があったので、それはもうニュートの言葉や姿がグサグサ刺さりました。

ネガティブでもなくポジティブでもない「中立」という立場はまさしく何も感じないフラットな生き方で「生きてるって言えるの?」って言葉もグッサリ刺さったなあ。

 

そこから派生して「何も感じずに皆が中立でいればそりゃあ世界は平和だけど、じゃあ“平和”ってなに?」って考えたりもした。

誰しもが感情を持たず中立でいるって、それってアンドロイドの世界じゃん?これって人間が目指す平和とはまた違うような・・・。

 

そんなことも考えさせられました。

 

 

人間といえば、あの世界で「人間」と言えるのはトモヤとまさるだけだったのでは?という自己解釈。

この2人だけ国民たちとは雰囲気も違ったし、「君たちは一体なんなんだ?」って異世界から来ました感が凄かった。

 

ワースト大佐はネガティブ、ニュートは中立、リバン隊長はポジティブの根源というか象徴というか、そんな存在で、国民たちはネガティブとポジティブの概念的な。

もちろん過去にいろんなことがあった確固たるキャラクターたちではあったけど、そういう世界線なのかなって。

トモヤとまさるがいわゆる私たちのポジションっていうか、私たち側と同じ人間である2人が概念的世界に迷い込んだというか、上手く言えない。

最後のまさるとニュートのシーンもとても良かったなあ。まさるが前に一歩踏み出すのもなんか嬉しかった。

 

で、この2人も超お気に入りだった!まさるの可愛さ半端ない、マジで半端ない!

ハートレットちゃんたちとのシーンで、ハートレットちゃんが手下を呼んだ時に「うわああ・・・!」って上手に捌けたあとに恐る恐る舞台上に戻ってくるのとか、ほんと可愛さの権化。

 アンサンブルとして拝見して気になっていた謙信くんのお芝居が観れて超嬉しかったし、ダンスかっこよいし、お芝居めちゃめちゃ良いし、素敵な役者さんなんだってしっかりとインプットされました。

 

2人の関係性も超良きだし、トモヤのまさる愛も最高だったし、ハートレットちゃんとのシーンはめちゃめちゃいいよね!トモヤ、かっこよかったよ!

「喧嘩するのも疲れんだぞ・・・」ってボソッと呟くシーンはグッときたなあ。

序盤の「こっちか!」ってトモヤが違う道行って(行こうとして)しまうのも良かった。あれ初日らへんと変わったよね?どっちも好きだったけど、まさるの力が強いパターンめちゃめちゃ笑った。笑

 

 

あと理論武装さんがお気に入り!

サイコなキャラに弱いんだけど、ドツボでしたね。理論的にベラベラ喋るキャラも好きで「はい、論破!」はすごい真似っ子した。笑

ちなみに、某コロシアイな論破ゲームが大好きなのは言うまでもない。

 

小城さんのお芝居にもすっかり心奪われたので、今後チェックしようって役者さんと出会えたことにも感謝です🙏✨

 

 

 

そしてなんと言っても、ドリキー中佐ですよ。我が推し、なかみー演じるドリキー中佐。

まずビジュアルからしてかっこよさの化身だし、黒のレザージャケットがこんなにも似合う人・・・他にいます!?細身の衣装も彼のスタイルの良さを際立たせてたし、ほんとかっこいいんだって。


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ほら見て、かっこいい。サインとかいろいろありがとう。

面会の時も気さくに話してくれるし、サインも快く引き受けてくれるし、優しくてあったかい人柄も魅力的なので、気になった方はガンガン声掛けに行って欲しい。面会あったりなかったりするけど・・・。

Twitterでも気軽にいいねとかリプで交流して下さるので、是非みなさん中三川雄介(@nkm_5277)を検索してチェックしてみてください!3月と4月にもお芝居あります!

 

 

んで、このドリちゃん、こんなバリバリにかっこいいのに殴られて「ハァン♡♡」とか言っちゃうんですよ。

ドMか?可愛いが過ぎるだろ?ドMの気持ちは分かるよ?(唐突な性癖)

 

オープニングでかっこよく旗持って登場したりかっこよく歌って踊ってたかと思えば、M3「ネガティブソング」でやっぱりかっこよく歌って踊って・・・かと思えば、朝のネガティブ体操で殴られて「ハァン♡」ってなる癖が強いドリキー中佐ですよ。

殴られたあと、メインの芝居をされてる大佐たちの後ろで、貰った痛みを大切そうに愛でる中佐。ここも日替わりでさりげなく愛で方が変わってるのには推し天才かと思いましたね。

私が観た中では「痛みにキス」「大切そうにしまう」「痛みを食べちゃう」・・・がありました。それらの組み合わせ技も。

・・・他にもなにかありましたか!?どんなのがありましたか!?!?(こうなるから全通したくなるんだ・・・)

 

この日替わり、その時の中佐の感情次第でアクトが変わっていたとのことなんですけど、こういう「役として生きているから」こその微妙に変わるアクトも大好きなんですよね。いつもそう。役として生きてるなあっていうのがすごい伝わる彼のお芝居が大好き。

なんて言ったらいいか分からないのだけれど、しなやかな身体使いというか、うねるような動きというか、なかみーっぽい!っていう動きもめちゃめちゃ好きで、仕草も表情も声色も、ひとつひとつの言動がとっても良いんですね。味がある。なかみー味。どんなや。

 

M3「ネガティブソング」の「楽になれよ  楽になれよ」の時、色気のある悪い顔で歌う姿にも本当に見惚れてしまって、うっかりそのまま闇に堕ちそうだった。むしろこの手を引いて闇へ誘ってくれ。頼む。

で、「望みは絶望へ  期待は失望へ  信頼は裏切りへ」のフレーズ自体もう好きなんだけど、この時の表情がまた凄いんですね。この世の終わりかって感じの。そんな表情で闇を表現していたかと思えば次の「この世界の全てを闇に」のフレーズになった瞬間、スっと冷めたというか冷静な表情になるんですよ。こんなん鳥肌立つやろ。

 

ほんと、こういうところ。感情を乗せた表情で芝居していたかと思えば次の瞬間には全く別の顔を見せるの。はーーーたまらん。

んで、そんなネガティブソングのあとに「ハァン♡」ですからね。やばやばのやば。

 

 

 

・・・大丈夫?これ。

キモオタ全開じゃない?

 

まあいいや。続けます。

 

 

第一幕の終わりでポジティブ軍がついにネガティブ軍に飲み込まれてしまうんですけど、この時のM6「そして世界は闇へ」の時ですよ。問題のシーン。

「ほらおいで」というフレーズの時にドリちゃんが“おいでおいで”のアクトをするんですね!!ここテストに出ます!!!闇へ誘ってくれ〜〜!!!

 

そして幕間。

 

私「・・・・・・。」

友達「・・・え、そんな泣くとこあった?」

私「かっこいい・・・(ぐすぐす)」

 

好きすぎて泣く癖が爆発。キモオタで本当にすみません。

 

 

そしてそして第二幕。ネガティブの祭典!N-1!(これなんだったんだろ・・・笑)

思考放棄ちゃんたちとわちゃわちゃしてるの可愛いし、マイナーの紹介になった瞬間に悪い顔へと一変。戦闘狂か?っていうような昂りよう。この表情の豹変っぷり。たまらん・・・。

N-1の曲も耳に残るメロディでめっちゃ口ずさみたくなるよね。フリも可愛い。

落ちていく〜♪落ちていく〜♪

 

優勝を逃して理論武装さんとワーワー言い合いつつも論破されているのはとても私得でございました☺️🙏<カワイイ

 

 

そのあとはコレですよ。M9「ネガティブトライアングル」。

推しのお芝居に圧倒されてしまったのもあり、歌詞が涙腺バチボコに殴ってくるのもあり、ぶっちゃけ初日の記憶が定かでは無いくらい破壊力があったシーン。気付けば号泣してました。

前述の通り、私は推しのお芝居で泣いてしまうし、回を重ねる毎に「中佐は過去に何があったのだろう」「酷く裏切られて絶望したんだろうな」「闇に逃げて安らぎを見つけたんだろうな」なんてことを深く考えて感情移入してしまって、千秋楽はそれはもう大変な騒ぎでした。

 

それまでは癖のあるキャラだなあって印象が強かったのに、この「夢が叶った奴なんて死んでしまえばいい  社会は残酷だ  不公平だ  不平等だ  俺は間違ってない  悪いのはお前らだ」ってソロフレーズの時のお芝居で一気に彼の秘めていた感情が爆発したみたいで。

苦しんで苦しんで苦しんだ先に辿り着いた闇の安らぎ。それが彼にとっての正解というか、幸せであって欲しい気持ちもあった。

でも、それに対する「きっとキラキラしてた君の瞳  曇らせたのは誰  惑わないで」「僕らと夢を見よう」っていうアンサーでぶわっと涙溢れてしまうし、この時の動揺して光に手を伸ばしそうになる(手を伸ばしたくなっている)中佐の姿で涙腺崩壊ですよ。あああドリちゃんしんどい( ; ; )‬

 

そっからは「光へと揺らぐ気持ち」「闇の心地良さと仲間たち」この狭間で揺れる彼のお芝居が本当に・・・素晴らしいんです・・・。

前楽の面会で「ドリキーは大佐に対してある種依存していたんじゃないか」みたいなお話を推しから伺って、大佐を一瞬拒絶してしまう自分に戸惑う中佐の姿がより一層心に響いて、千秋楽は本当に大変な騒ぎでした(大事なことなので)

 

こういうお話をご本人から伺えるのはファンとしてとってもとっても嬉しくて、観客の受け取り方に委ねたいって気持ちも大変に理解できるのだけど、やっぱり役者さん自身の解釈は出来る範囲で構わないから聞きたいなあと思います。

貴重なお話をありがとう。

 

 

そんなドリちゃん。いろんな想いを秘めていたであろうドリちゃん。夢と向き合って、逃げてしまったドリちゃん。

彼が「ネガティブトライアングル」の最後やポジティブになれた時に見せる、優しくてあったかい、それまでとはまた違う笑顔になれたことが心から嬉しかった。この笑顔が大好きでした。

 

闇サイドが好みっていうのもあるし、とことん悪役な推しも観たいって常々思っているのだけれど、やっぱり推しの笑顔が世界一すきだなあ。なんて思ったり。

 

 

もう本当にみんな幸せになってくれぇ〜😭😭😭

 

 

 

 

 

・・・とまあ、私のハピスペはこんな感じでした!

 

まだまだ語り尽くせないくらい好きなところとかあるんだけど、キリがないのでこの辺で。

 

あ、あと、初日の推しに対する感想が「なんかいろいろやばい、いろいろやばい!」だったんだけど、アレです、推しが今までに演じたキャラみがアレコレ詰め込まれているから「はわわわ〜!」ってなるやつでした(語彙力)

なので、今回ドリキー中佐に惹かれた方は是非とも過去作もチェックして頂きたいなあ。なんなら「ドリちゃんのココが好きだったんだけどオススメある?」って聞かれたら分かる範囲でプレゼンしたい。語彙力皆無だけど。

 

 

年の始めに、この作品と出会えて良かったなあ。

改めて言葉の大切さを教えて貰えて「これからもっと言葉を大事にしよう」となっているから、2020年はより一層、優しい気持ちで生きていきたい。

そして「ああ綺麗事の根底には優しい気持ちがあるんだな」って、上手く言えないけど「綺麗事も良いかも」って思えた。

自分の中の、誰かの中の、ポジティブもネガティブも大事にして生きていきたいですね。

 

ここまで読んで頂き、貴重な時間を下さり、ありがとうございます。長々とまとまりがなくてすみません。

それと海馬がポンコツなので、記憶違いがあったら申し訳ございません😢

 

素敵な時間を、作品を、言葉を、ありがとうございました!

これからの皆様に幸多からん日々が訪れることを祈っています*.+゚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にこっそりと私のハッピースペルを。

 

「またね!」

 

きっとまた会える魔法。日常の中にある好きな言葉です。

 

じゃ、またね!